劇場版SPEC~結~漸(ぜん)ノ篇(11月1日公開)を観てきました!
本気のネタバレ記事なので、映画を楽しみにしている人は絶対に観ないでくださいね。
どうしても映画を観に行けない場合は11月29日公開の爻(こう)ノ篇の予習に使ってもらえればと思います。
漸(ぜん)ノ篇で明らかになる謎
一番ポイントになるのはシンプルプランの内容でしょう。
SPEC〜天〜で出てきたシンプルプランは「スペックホルダーを殲滅する」というもので、ニノマエはそのシンプルプランを潰すために御前会議と戦っていました。
その御前会議は日本レベルだったのですが、実は、シンプルプランは世界レベルで計画されていたもので、フリーメイソンなんかよりももっとハイレベルな秘密結社で計画されたものであることがわかります。
それが、プロフェッサーJという科学者が生み出したスペックホルダーを壊滅するウィルスをばらまくというもの。
これが、シンプルプランの全貌になります。
ざっくり言うと、このウィルスの日本持ち込み&拡散を狙う秘密結社側と、そのウィルス拡散阻止&ワクチンを製造すること狙う公安第五課の戦いが描かれたのが漸(ぜん)ノ篇の内容です。
ちなみに、このプロフェッサーJが公式ページに登場している城旭斎浄海(香椎由宇が役)です。
他には、漸(ぜん)ノ篇中で重要な展開と言えるのが…
野々村係長の殉職
普段は「使えない上司」を演じているものの、時おり全ての事情を知っているような素振りを見せていて、本当の影の黒幕という噂もあった野々村係長。
なんと、この野々村係長が殉職してしまいます。
タイミングは、プロフェッサーJのウィルスが日本に持ち込まれる時。
ウィルスなんて代物、人の手を使って普通に持ち込むことはできないので、魚の中にウィルスの入った瓶を仕込んで海から日本本土に持ち込まれます。
その現場を野々村係長は押さえるのですが、同じく現場を押さえようとした秘密結社のエージェントにやられてしまうんですね。(厳密に言えばもう少し先なのですが、実質、このタイミングで亡くなってしまいます)
11月29日から公開の爻(こう)ノ篇を見る上で、野々村係長の殉職は重要なポイントでしょう。
外せない重要人物
11月29日の爻(こう)ノ篇では、シンプルプランが発動した後もスペックホルダーが壊滅することを阻止するために公安第五課が戦いを挑んでいく構図がはっきりとしていくのですが、爻(こう)ノ篇を観る上で外せない重要人物がこちら。
爻(こう)ノ篇の予告を観る感じ、物語のラスボス的な存在。
ラスボスその2。ちなみに、この白い女は瀬文の元恋人、青池里子(栗山千明 役)の子供として現世に産まれていますが、幼少期の姿と白い女の姿を自由に切り替えることができます。
口ぶりからして、どうやら輪廻転生の力があるようです。
他には、セカイの兄で能面を被った姿で登場した「卑弥呼」という人物がいます。
この3人は秘密結社とはまた別の組織で、彼らの会話から察するに”人知を超えた存在”という感じでしょうか。卑弥呼は自分のことを先人類の末裔と称しますが、セカイや白い女はそんなあまっちょろいものじゃない感じがします。
ちなみに、卑弥呼は秘密結社の前に姿を表した時に、わざわざシンプルプランの中止を求めていたり、神のような発言が多いセカイよりも行動が格下な感じがするのが少し気になったので、爻(こう)ノ篇では意外にもすぐやられてしまうのかもしれません。
漸(ぜん)ノ篇の感想
一番の見所は野々村係長の最後だったかなー。という感じです。
ツイッターなどの反応を見ていても、「野々村係長さいこー!」という声は多く、みんなもここが一番グッと来ているみたいです。
他には、爻(こう)ノ篇に向けての伏線をしっかりと張り巡らせてくれたり、全体的な内容には不満はないのですが、唯一不満を挙げるとしたら、アクションシーンが極端に少なかったことでしょうか。プロフェッサーJとのガンアクションが少しあるくらいですからね。
ちなみに、ウィルス攻防戦は公安第五課の負けです。
ウィルスが入った瓶がプロフェッサーJによって割られてしまいます。そのウィルスに当麻はじめ、その場にいた面々はそっこーで空気感染することに(プロフェッサーJが丁寧に説明してくれるので、これも伏線になっているのではないかと)。
ただ、ウィルスの効果が現れる前に漸(ぜん)ノ篇は終了。
どのような効果があるのかは爻(こう)ノ篇で明らかになることでしょう。
爻ノ篇の結末予想
爻(こう)ノ篇の予告で、当麻&瀬文 VS セカイ&白い女が描かれていて、最終局面はこのメンツの戦いで終わることは間違いなし。
ただそうなると、セカイの兄として登場した卑弥呼や、シンプルプランの話をしていた秘密結社とやり合っている時間はないので、このあたりはサラッと片付けられてしまうのかな。という感じです。
他には、気になるポイントとして…
瀕死の状態だった栗山千明が役する青池里子を治癒させ、白い女が病院から連れ出しているのに、漸(ぜん)ノ篇ではほとんど登場しませんでした。
青池は白い女を産んでいるということもありますし、もしかしたらキーマンとして活躍しちゃうのかもしれませんね。
さて。ここからは最後の最後、結末予想になります。
劇場版SPEC~天~から世界が荒れ果てた砂地になっている映像が良く出ますが、パラレルワールドの話もこれまで頻繁に出てきています。
そして、セカイが「世界をつくりなおす」的な発言も多くしていることから、世界が荒れ果てた砂地になっているのは数多くあるパラレルワールドで起こっていた悲惨な結末であり、これまでSEPCで描かれていた世界ではその結末とは別の明るい世界に進んでいく。
ただ、当麻を含めた世界中のスペックホルダーはその力を失い、普通の人間と同じように生きていくような展開で最後は締めるのではないのかなーと予想しますが、みなさんはどう思いますか?
予告を見た感じだと当麻がSPECを使うんじゃないですか?向井理も予告で指ぱっちんしてました。それと炎の剣を持った天使は大島優子でしょう。
先にコメント書いたやつに一言
炎の剣は左手って何度も言ってるだろバーカ
大島は右手のスペックだわ!
いろいろな所で城旭斎浄海=プロフェッサーJって書かれてますけど、
まだ確定はしてないのでは?
浄海がプロフェッサーJだと思わせておいて、ラストでセカイの前に跪いているのがプロフェッサーJだったの!?
っていう映画によくあるシナリオだと思うんですけど…。